こんにちは、杉並区浜田山のなんば鍼灸院・整骨院、院長の南波です。
数あるブログの中から、本ブログを読んで頂き感謝致します!
今回は、「自律神経」について書きます。
自律神経に関して、誤った解釈が多い様に思います。
自律神経=ストレスや精神的なもの
という認識であったり、
自律神経失調症=病気
や
自律神経失調症=治らない、治療法がない、リラックスするように指導する
副交感神経を働かせれば調子が良くなる
と考えられがちのように感じます。
自律神経とは、
「無意識に行う身体の働き全てをコントロールしてくれている神経」の事です。
「無意識に行う身体の働き」
について説明します。
まずは、「自分で意識してコントロール出来る身体の働き」について挙げてみましょう。
・筋肉や関節を動かす
・・・
他には中々上がらないと思います。
続いて、
「無意識に行われる身体の働き」
について挙げてみましょう。
・食べ物を消化する
・栄養を吸収する
・水分を代謝する
・老廃物を処理する
・アルコールを代謝する
・ウイルスや細菌を倒す
・疲労を回復させる
・心臓を動かす
・血糖値を下げる
・血液を作る
・汗をかく
・妊娠を維持する
・胎児に栄養を送る
・ホルモンを作る
・母乳を作る
・ストレスに対して抵抗する
・・・挙げるときりがありません。
「筋肉や関節を動かす以外のほぼ全ての働き」といっても良いかもしれません。
つまり、自律神経とは、
「筋肉や関節を動かす以外のほぼ全ての働きをコントロールしてくれている神経」と言えます。
自律神経=ストレスや精神活動
ではありません。
数ある自律神経の働きの中に、「ストレスへの抵抗性」や「精神活動」があるだけです。
(ストレスや精神活動が、自律神経の働きに大きく影響を与えるのは事実ですが、後日詳しく記します。)
自律神経失調症=病気
ではありません。
自律神経失調症という状態は、数ある自律神経の働きの内、一つもしくは複数の働きが低下している状態です。
決して病気ではありません。
必要だから働きを低下させている事がほとんどです。
(なぜ働きを低下させるかについても、後日詳しく記します)
副交感神経を働かせれば調子が良くなる
とは限りません。
自律神経には「交感神経」と「副交感神経」があり、現代人は交感神経が働き過ぎだから副交感神経を働かせましょう!!
・・・と巷ではよく言われています。
2種類の神経の内、片方だけを変えて調子が良くなるほど人の身体は単純には出来ていません。
(とても大事な所なので、この話も後日詳しく記します)
自律神経についてさわりの部分を記しました。
今後詳しく書いていきたいと思います。
院長 南波