こんにちは、杉並区浜田山のなんば鍼灸院・整骨院、院長の南波です。
数あるブログの中から、本ブログを読んで頂き感謝致します!
「線維筋痛症(せんいきんつうしょう)」という言葉を聞いたことはありますか?
最近では、レディー・ガガさんが患ったという事で耳にされた方も多いのではないでしょうか。
線維筋痛症とは、全身に広がる慢性的な筋肉の痛みを主症状とする症候群です。
痛みの程度はとても強く、患者さんによっては痛みのために日常生活が著しく影響を受け、出かけることすら出来ない方もいます。
また、痛みに加えて全身倦怠感、不眠、便秘や下痢を繰り返す、気持ちが憂鬱になる等の不定愁訴も出てきます。
日本では線維筋痛症に対する認識が低かったことから、痛みを気のせいだと済まされてしまう患者さんも多かったようです。
また、辛さに耐えながらも医療機関を受診していない患者さんも多いのではないかと報告されています。
近年、日本でも研究が盛んに進められ、少しずつ病態が明確になってきました。
しかし、いまだに明確な原因や確実な治療法が確立していないために困っている患者さんが多い現状です。
鍼灸施術の有用性について
一方で、線維筋痛症に対する鍼灸施術の研究も行われ、良好な結果が得られています。
鍼に電気を流す治療で痛みの軽減が観られた研究や、鍼施術に加えて自宅でのセルフケアを行うことで良好な経過が得られた研究などがあります。
また、医療の判断基準となる「線維筋痛症診療ガイドライン」では、鍼灸施術を「行うことを推奨する」となっています。
そして、科学的根拠の質が高い研究結果による推奨となっています。
これは鍼灸施術の有用性を示す上で、かなり信頼性のある情報です。
完全な解決は今はまだ難しいかもしれませんが、鍼灸施術で必ず力になれる部分があります。
また、どこの医療機関に行っても理解してもらえない、無下にされたという経験があるかもしれませんが、当院ではその様な事はありません。
線維筋痛症に関して学んでいるため、必ずお悩みに寄り添えます。
線維筋痛症と診断された方や線維筋痛症ではないかと悩まれている方は、是非一度相談して頂きたいと思います。