こんにちは、杉並区浜田山のなんば鍼灸院・整骨院、院長の南波です。
数あるブログの中から、本ブログを読んで頂き感謝致します!
前回は床上げの期間と身体を回復させることの重要性について記しました。
とは言え、
「ゆっくり休んでいられない!」
もしくは、
「そんなに休まなくても良いでしょ~!」
と思われる方もいるかと思います。
今回は、産後に休むために気を付けて頂きたい事を記します。
特に今回のシリーズは、
「出産前のプレお母さん」
に読んで頂きたい内容です。
最も注意をして頂きたい事は、
「産後は疲れを忘れる」
という事です。
出産後という事は、
・何時間も、場合によっては何十時間にもおよぶ分娩で体力を消耗し、
・出血も普段からは考えられない位多く、
・子宮も大きくなったのを戻す必要があり、
・母乳を作るためにいつも以上に消化、吸収、解毒に力を使って・・・、
と身体を酷使していますので、
疲れていない訳がありません。
それでも、ホルモンの影響で
あたかも疲れていないと錯覚してしまうのです。
ライオンのお母さんが産後に戦闘モードになって我が子を守ろうとするようなものです。
ペットでも産後は我が子を守ろうと飼い主にでも手を上げる事がありますが、同じ反応です。
ですので、産後のお母さんに最も気を付けて頂きたい事は、
「本当は疲れているんだ」と認識して頂く事です。
この「認識する」という事が
産後の様々な対策を始める前の大前提として、
最も重要な事だと考えています。
戦闘モードになり、
「疲れていない、むしろテンションも上がってすごく元気」
と錯覚することで、
産後すぐに、
・買い物に出かける
・友人に出産の報告をして会いに行く
・家事を全て行う
・甘い物を大量に食べる
等の行動をしていると・・・
産後半年ほどたった時に一気に身体症状が襲ってきます。
長年鍼灸師として産後のお母様方の経過を見させて頂く事で観察される、
よくあるパターンを記しました。
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