こんにちは、杉並区浜田山のなんば鍼灸院・整骨院、院長の南波です。
数あるブログの中から、本ブログを読んで頂き感謝致します!
前回は、産後に休むための前提として、
「産後は疲れている!!」と認識することの重要性をお伝え致しました。
今回は、
産後の回復環境と事故の回復環境を比較してイメージして頂きたいと思います。
極端な表現をすると、出産は
内臓を傷つける事故(外傷)
と言っても良いと思っています。
例えば、
・出血量が多い(場合によりますが)
・内臓の回復が必要(出産の場合は子宮や圧迫された臓器)
と事故は似たような状況だと思います。
しかし、事故の時と出産の後とでは回復するための環境が違います。
事故の場合は、完全安静が出来る状況が作られます。
一方、産後はと言うと・・・
・授乳する(=血液が失われる=内臓の回復が遅れる)
・抱っこする(=安静に出来ない=損傷部位に響く)
という行動が待っています。
事故後の環境とは全く違い、
自分自身の回復に集中出来ない状況です。
そのため、普通の事故後の入院・安静と比較して、
より日常生活の負担を少なくすることを心がける必要があります。
このように聞くと、
・産後直後にお出かけする
・産後に家事をバリバリする
・子供が寝ている隙に数時間パソコン・スマートフォンをする
という行動は控えた方が良い気がしませんか?
もちろん、上記内容はその方その方の体力レベル、出産のダメージによって大きく異なります。
ただし、未来に向けての体調管理として、産後3ヶ月は特に気をつけて休んで頂きたいと思います。
次回は、「では産後はどのようにして休めば良いか」、について記します。
健康の「考え方」をお伝えするメルマガ登録はこちらからどうぞ