塩について 第3回:成分表示で見分ける!良い塩・悪い塩と身体への影響

こんにちは、杉並区浜田山のなんば鍼灸院・整骨院、院長の南波です。

数あるブログの中から、本ブログを読んで頂き感謝致します!

前回は、塩の「製法の違い」で自然寄りか精製寄りかを見極める方法をお伝えしました。
今回は、さらに実際の成分表示表の読み方について解説していきます。


成分表示で分かること

スーパーなどで塩を選ぶとき、パッケージの裏に必ず「栄養成分表示」があります。
ここを見れば、その塩が「自然寄り」か「精製寄り」かを判断することができます。


良い塩の目安(自然寄り)

自然の海水に含まれるミネラルがしっかり残っていると、成分表示に以下のような数値が記載されています。(100gあたりの目安)

  • ナトリウム(塩化ナトリウムとして):90〜95g

  • マグネシウム:50mg以上

  • カルシウム:20mg以上

  • カリウム:10mg以上

数字が多ければ多いほど良いというわけではありませんが、複数のミネラルが残っていること自体が「自然寄り」の証拠です。


悪い塩の特徴(精製寄り)

精製度が高い塩は、成分表示にこう書かれています。

  • 塩化ナトリウム 99%以上

  • その他のミネラルの記載がほとんどない

つまり、ほぼNaClだけ。見た目は白くサラサラして扱いやすいですが、体にとっては偏りが大きく、健康的なバランスを欠きやすいと言えます。


臨床的な視点から(老廃物と代謝との関係)

鍼灸院で臨床をしていると、塩の質によって体の調子に違いが出ることを感じます。

  • 自然塩を使っている方
     体内の水分代謝がスムーズで、老廃物の排泄もうまくいきやすい。むくみや疲労の回復も早い印象があります。

  • 精製塩を常用している方
     ナトリウムだけが強く働き、カリウムやマグネシウムとのバランスが崩れるため、体が硬くなりやすい。老廃物の代謝が滞り、肩こり・頭痛・高血圧などに繋がるケースも少なくありません。

つまり、塩の質は「味付け」だけでなく「身体の代謝や老廃物処理能力」に直結するのです。


まとめ

塩の選び方のステップは、

  1. 製法を見る(天日・平釜 → 自然寄り)

  2. 成分表示を見る(NaCl 99%以上は精製塩)

  3. ミネラルの数値を確認する(Mg・Ca・Kが含まれているか)

という流れで見極めると分かりやすいです。


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