回復出来るようになると、一時的に疲れる仕組み  〜お掃除ロボットに例えて〜

こんにちは。
杉並区浜田山のなんば鍼灸院整骨院です。

前回は、
「感覚が戻り始めると一時的に疲れを感じやすくなる」
ということを、部屋の掃除に例えてお話ししました。

今回はもう少し“仕組み”の話として、
お掃除ロボットのセンサーに例えてお伝えします。

センサーが鈍いと、汚れを素通りする

お掃除ロボットには、
ゴミや汚れを感知するためのセンサーがあります。

このセンサーが鈍いと、どうなるでしょうか。

汚れがあっても気づかない。
気づいても反応が弱い。
同じ場所を通っても、掃除が行き届かない。

それでも一見、
「生活はできている」
「特に問題は起きていない」
ように見えます。

汚れは、気づかれないまま溜まり続ける

問題なのは、
汚れが“ない”のではなく、
気づかれていないだけだということです。

素通りされ続けた汚れは、
少しずつ、確実に溜まっていきます。

そしてある日、

・突然調子が崩れる
・理由が分からない不調が出る
・何をしても回復しにくくなる

そんな形で表に出てきます。

「急に悪くなった」と感じる時ほど、
実は長い蓄積が背景にあります。

センサーが良くなると、ロボットは一時的に忙しくなる

ここがとても大切なポイントです。

もし、お掃除ロボットのセンサー性能が一気に良くなったらどうなるでしょう。

今まで素通りしていた汚れを、すべて検知します。
細かいゴミや、目立たない汚れにも反応します。

するとロボットは、

・止まる回数が増える
・同じ場所を何度も往復する
・集中的に掃除する
・電力をたくさん使う
・稼働時間が長くなる

一時的に、とても忙しくなります。

でもこれは、
壊れたからではありません。
正確に仕事ができるようになった結果です。

身体が「負担」を見つけられるようになったということ

人の身体も、これとよく似ています。

長年、無理やストレスが続くと、
身体のセンサー(感覚)は少しずつ鈍っていきます。

疲れていても気づけない。
しんどくても感じない。
本当は限界でも動けてしまう。

これは弱さではなく、
その時の人生を生き抜くために必要だった適応です。

治療を通して感覚が戻り始めると、
身体はようやく「汚れ(負担)」を見つけられるようになります

行動の優先順位が切り替わる

感覚が鈍っている間、身体はこんな選択を優先していました。

・脳をフル回転で使い続ける
・ジャンクフードや甘い物を無理に消化・排泄する
・大量に飲んだアルコールを必死に代謝する
・筋肉を常に緊張させて動き続ける
・人に気を遣い、エネルギーを消耗しながら対応する

「今やるべきこと」を最優先にして、
身体を後回しにする選択です。

ところが、センサーが回復してくると、
選択の軸が変わってきます。

・身体を休める
・回復を優先する
・無理をしない
・自分を大切に扱う

つまり、
他の機能を酷使する選択から、
自分に気を遣う選択へ切り替わる
のです。

だから、一時的に疲れやすくなる

この切り替えが起きると、

・疲れを強く感じる
・眠気が出る
・だるさが増す
・休みたくなる

という変化が起きます。

これは悪化ではありません。

今まで無視してきた負担を、
身体が正しく認識し、
回復に向かう行動を選び始めたサインです。

センサーが働くから、回復の選択ができる

感覚が戻ると、
一時的にエネルギーは使います。

でもその先にあるのは、

・今日は休む
・今日は動く
・ここは踏ん張る
・ここは引く

こうした適切な選択ができる状態です。

これができるようになると、
無理が積み重ならず、
結果として回復力は大きく底上げされていきます。

まとめ

感覚が戻り始めた時に起きる
だるさや疲れやすさは、

身体が壊れたサインではなく、
センサーが正しく働き始めたサインであることがほとんどです。

身体は、
あなたを困らせるために反応しているのではありません。

これ以上無理を重ねないように、
そして、これからを健やかに生きていくために、
必要な方向へ導こうとしています。

なんば鍼灸院整骨院

03-6304-6209
ご予約・お問い合わせはこちら
PAGE TOP