冷えについて⑥

こんにちは、杉並区浜田山のなんば鍼灸院・整骨院、院長の南波です。

「冷えについて」の6回目になります。
今回は、「筋肉の持久力」と「肝臓」について記します。

身体の中で発熱する機能が高い組織は、
筋肉
肝臓

と前回書きました。
そして、筋肉量や筋肉の使用量によって発熱量が決まると書きました。
筋肉を使えば使うほど発熱量が増えて、冷え対策になります。
しかし、筋肉を使うにしても限界があります。
そこで、筋肉の「持久力」が大事になります。
筋肉の持久力を左右する大きな要因として、「肝臓」が関係します。
肝臓は身体の解毒、代謝を行う内臓です。
筋肉に溜まる疲労物質も肝臓が代謝してくれます。
肝臓がうまく働ければ、たくさん筋肉を使っても回復しやすいため、持続的に筋肉を使えるようになります。
さらに、肝臓自体も発熱器官として大きな役割があります。
肝臓が働く事で
・筋肉を長く使えるために発熱量が増える
・肝臓自体の発熱量が増える
という2つの方面から冷え対策が出来ます。
では、どうすれば肝臓がうまく働けるようになるでしょうか?
へ◯リーゼを飲みますか?
ツボを刺激する事で、肝臓の働きを高める効果が期待できます。
自分でお灸をするとしたら、
太衝(たいしょう)
蠡溝(れいこう)
というツボが効果的です。
誰かにやってもられるならば、背中にある
肝兪(かんゆ)
というツボが効果的です。
ちなみに、肝臓がうまく働けない時に起こる痛みの場所はある程度決まっています。
特に出やすい部位は、
・右肩周り
・右のお尻から足にかけて(坐骨神経痛のような痛み方)
・肋骨(骨折したかと思うような痛み方)
・股関節(運動もしていないのになぜ?と思うような痛み方)
・首の痛み(良く寝違えて痛みが起きます)
・右ふくらはぎの痛み(寝ている時につって痛みが起きることが多いです)
等です。
寒くなってきて、上記の部位に痛みが出る場合は、肝臓や筋肉の発熱機能が落ちているかもしれません。
そのような時は、マッサージや痛み止めでは痛みが改善しないかもしれません。
でも大丈夫です、適切な対応をすれば必ず改善します。

 

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