入浴(風邪を引いた時) 日常生活の養生・リズム・セルフケアについて③

こんにちは、杉並区浜田山のなんば鍼灸院・整骨院、院長の南波です。

数あるブログの中から、本ブログを読んで頂き感謝致します!

風邪をひいた時に入浴をした方が良いという情報もあれば、

風邪をひいた時は入浴を控えた方がいいという情報もあります。

ヒートショックプロテインと言って体を38℃まで高めるのが必要だということで40~42℃の湯船に一定時間入る方もいると思われます。

皆さんは風邪をひいたと思われる時に、

入浴はしていますか? 控えていますか?

まず大前提として大切なことは、

それは「風邪」の状態なのか「風邪様の症状」なのかです。

いわゆる「風邪」とは「感冒」と言われ、定義としては

風邪(かぜ、common cold, nasopharyngitis, rhinopharyngitis, acute coryza, a cold)とは、ウイルスによる上気道感染症であり、主な影響は鼻に現れる[1][2]副鼻腔喉頭も影響を受ける可能性がある[3]。症状はたいてい感染後二日以内に発生する[3]。症状としては、咳、咽頭痛くしゃみ鼻水、鼻閉、頭痛発熱、嗄声などが現れる[4][5]。患者の多くは回復まで大抵7-10日間を要し[4]、一部の症状は3週間まで継続しうる[6]。他に健康に問題がある患者は、肺炎に進行する可能性がある[4]

多くの場合、単に風邪と言えば急性上気道炎(普通感冒)を指し、それ以外を風邪と呼ぶことは少ない。西洋医学的には「風邪症候群」と呼ぶことが多い。俗称として、消化管のウイルス感染によって嘔吐下痢腹痛などの腹部症状と上記全身症を来した状態を、「感冒性胃腸炎」「お腹の風邪」(もしくは胃腸かぜ、一部地方では腸感冒)と呼ぶこともある。

(Wikipediaより)

上記のように風邪とはウイルスや細菌が原因となって起こる症状です。

主な症状としては皆さんイメージができるとおり咳、鼻水、発熱などです。

しかしちょっと思い返していただきたいのですが、これらの症状はウイルスや細菌が入った時以外も実はよく起こりうるものです。

例えばほこりや花粉などが入ったら鼻水が出ますし、咳も出ます。

たくさん入れすぎると発熱する場合もありますし、頭痛が起こる方もいます。

一時的に身体が疲れた時も微熱が出て全身にけだるさが起こったりしますし、乾燥が続いた時は咳なども出ます。

身体が冷えた時は鼻水が出ますし、身体を温める必要があるので場合によっては発熱することもあります。

上記のことと一緒に考える必要があるのは、以前のブログでもお伝えしたように、

「入浴は体力が消耗される行為だ」ということです。

そこで本当の「風邪」つまりウイルスや細菌によって引き起こされるようなものであればこの場合は入浴は控えた方がいいです。

体力を消耗すると免疫力に力を使えなくなるため、ウイルス・細菌を倒すと言うことに力を使えなくなってしまいます。

そういう意味では「風邪」の時はお風呂に入ってはいけないと言う情報の基、行動をされると良いです。

その一方、「風邪様の症状」と言うものは、一見風邪のように見えて実は原因がウイルスや細菌ではありません。

よくあることは、体が冷えることによって発熱する、つまり一時的に体温を上げた方が良いと体が判断探した上での生体反応になります。

もしくは、外から身体にとって有害な物質が入ってきたときに咳が数日止まらなくなるもしくはくしゃみ・鼻水で外に出そうとするような事もあります。

有害な物質というのは例えば、ちりやほこり、ダニなどや人によってはアレルギーとなる花粉、職場環境などによっての粉塵などです。

このように、冷えや有害物質によってあたかも「風邪」のような症状を呈しますが、このような時は実は身体を温めた方がいです。

そういう意味では「風邪の時はお風呂に入って温まった方がいい」と言う情報の基行動されると良いです。(本当は「風邪」ではありませんが)

つまり大事なことは、「風邪」なのか「風邪様の症状」なのかを見極めた上で入浴をするかを選択することです。

では、どのように見極めるかという話は非常に複雑な内容になりますので、いずれ詳しくお伝えしたいと思います。

今回のブログは以上になります。

ここまで読んで頂いた上で

「身体を温めた方が免疫力が上がるから風邪の時はお風呂に入った方がいいんじゃないか?ヒートショックプロテインというものもあるから風邪の時ほどお風呂に入るべきではないか?」

と思われるかもしれません。

ということで、次回はヒートショックプロテインについて記したいと思います。

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