こんにちは、杉並区浜田山のなんば鍼灸院・整骨院、院長の南波です。
数あるブログの中から、本ブログを読んで頂き感謝致します!
前回は、「簡単にできるけど、環境によってはハードルが高い」セルフケアについて、
また、夏と心臓の働き具合について書きました。
めまい、食欲低下、のぼせ、身体のだるさ、やる気が出ない、胸が苦しい、動悸
等の症状が出ている時は、心臓・身体が休みたがっているサインです、という内容でした。
では、上記のサインが出ているけれど、
休めない!!
という時はどうしましょうか??
なかなか休める環境にある方はいませんよね・・・。
そこで大事になるのが、夏に対応する機能を上げるために行うセルフケアです。
今までお伝えしたセルフケアは、
負担を少なくする事にフォーカスしました。
今回からは機能を上げる事にフォーカスしてお伝え致します。
①手の平を温める
②足の筋肉を鍛える
③ぬるめのお風呂に入る
が手軽に出来てお勧めのセルフケアです。
①手の平を温める
手の平は、心臓の働きと関係するツボがあります。
手の平の真ん中に「労宮」(ろうきゅう)というツボがあります。
このツボを刺激する事で、心臓が効率良く働けるようになります。
せんねん灸で行うのが比較的簡単かと思います。
夏ですが、ホカロン等で温めるのもお手軽です。
②足の筋肉を鍛える
「ふくらはぎは第2の心臓」という言葉は有名ではないでしょうか。
血液は重力によって、足の方へは行き易いですが、足から心臓へ帰るのは大変な労力です。
ふくらはぎの筋肉が強くなれば、足から心臓に血液を帰す際に、心臓の負担が少なくなります。
足の筋肉が強いほど、心臓の負担が少なくなります。
スクワット、ウォーキング、ランニング、おっくうかもしれませんが、頑張った分だけちゃんと身体に返ってきます。
③ぬるめのお風呂に入る
夏は意外と冷えます。
薄着でエアコンにあたりますし、
何よりも冷たい飲み物や食べ物が増えますので、身体の中から直に冷えます。
冷えたならば、温める必要があります。
シャワーでは皮膚表面は温まるのですが、中まで熱は入っていきません。
身体を温めるために、
夏こそお風呂に入る事をおススメします!
何で「ぬるめ」なの?と思われるかもしれません。
熱いお風呂に入って、鳥肌が立った経験はありませんか?
熱いお風呂に入ると毛穴が閉じる(鳥肌が立つことで)ので、せっかくのお風呂の熱が身体の中まで入って来ません。
気持ち良いなぁ~、位の温度が体の芯まで熱が入ってきている状態です。
そして、ぬるめのお湯に1~2分浸かった後、追い焚きや熱めのお湯を加える事で更に芯から温まります。
ぬるめのお湯に浸かった後は、いきなりは熱くならないので、毛穴が閉じない(鳥肌が立たない)ため、ちゃんと芯まで熱が浸透します。
以上、夏に抵抗する機能を高めるために行うセルフケアについてお伝え致しました。
負担を少なくするセルフケア・機能を高めるセルフケアをしても夏に負けてしまう場合、そんな時は身体の基礎状態が落ちている事が考えられます。
積極的に専門的な鍼灸院で施術を受けて、基礎状態を高める必要があります。
身体はちゃんと季節に対応出来るように出来ています。適切な状態になれば夏でも不調が起きなくなりますので大丈夫です。