こんにちは、杉並区浜田山のなんば鍼灸院・整骨院、院長の南波です。
数あるブログの中から、本ブログを読んで頂き感謝致します!
前回はお風呂に入る時間帯と冷えについてお伝えしました。
入浴(お風呂の時間帯と冷えについて) 日常生活の養生・リズム・セルフケアについて⑥
今回は、活動のリズムと入浴の時間帯についてお伝え致します。
冷えと言う観点では、
・お風呂に入った後に冷たい空気に触れるかどうか
という点と
・熱すぎてもぬるすぎても身体は温まらない
と言う点からお伝えいたしました。
では、生活のリズムに合わせた入浴の時間帯としてはどの時間が適しているのでしょうか?
まず朝からお伝えいたします。
朝は身体を活性化させる時間帯です。
飛行機で言えば離陸前に助走する時間帯ですし、植物で言えば芽が出たり、太陽に向かって伸びようとする時間帯です。
この時間帯は身体を活性化する方向に向かわせる必要があります。
つまり、ある程度の緊張感を与える必要があります。
例えば、体に刺激を与える(緊張する)熱を与えることによって1日のリズムが作りやすくなります。
ピリッとする刺激、お風呂で言うと高めの温度がおすすめです。
高めの温度もいいですし、最後に冷水・・・とまではいかないまでも水をかぶることも身体が刺激されてリズムを作るには良いです。
逆に、これから活動する時にリラックスしてしまっては、活動のリズムは作りづらくなってしまいます。
ということは、朝からぬるめのお風呂に入って
「はあ、やれやれ」
となるとリズムがうまい具合にいかなくなります。
お昼は1日の内で一番活動量が上げられて、身体も活性化されている時間帯です。
従ってこの時は、ゆっくり、しかもぬるめのお風呂に入るのは最も良くなく、熱めの温度でさっと終わらせるのが良いです。
(目標が「リズムを作る」という場合の話です。)
(→半身浴で「デトックス」を目的とした場合はまた勝手が違ってきます)
では夜はいかがでしょうか。
今回のテーマでも度々出てきていますが、夜は体力が消耗されている状態なので身体を休める方がいいですし、夜は活動量を低下させ身も心もリラックスさせる時間帯です。
すでに皆さんお分かりのように、この時間帯に熱めのお風呂に入ったら生活のリズムは逆方向にいってしまいます。
身体はリズム的には休む方向に行ってるのに、お風呂の刺激によって活動する方向に行ってしまうので、これはまるで
「電車が駅に着く際に、そろそろ停止だという時にまた加速してしまう」
というような現象と同じです。
・疲れているのに夜に熱めのお風呂に入ると疲れがふっとぶ!
と感じている方は本当に要注意です!!
感覚がマヒしているだけなので、そこから夜に盛り上がって行ったら危険です。
そんなリズムが毎日続いたら・・・、痛みを感じずにいばらの道を歩むのと同じようなものです。
ですので、夜の時間帯はリラックスさせるお風呂の入り方:ぬるめのお湯にほどほどの時間入ることをお勧めします。
今回はお風呂の時間帯と生活のリズムのつけやすさについてお伝えいたしました。