こんにちは、杉並区浜田山のなんば鍼灸院・整骨院、院長の南波です。
数あるブログの中から、本ブログを読んで頂き感謝致します!
前回は下痢についてお伝えしました。
今回は嘔吐、つまり口から出る解毒についてお伝え致します。
吐くことに関しては下痢とほとんど内容としては一緒です。
つまり、口から入ったものが異物・毒物として認識された際に、
上から出るかそれとも下から出るかの違いになります。
基本的に緊急性が高いものは上から出ます。
嘔吐は一般的に胃の中にあるものが逆流して出てくるものですが、これは腸よりも口に近い部分、つまり
「腸まで行ったら危ないですよー」
と言う事で早めに外に出してくれる緊急性の高い解毒ということが言えます。
さらに緊急性が高いものは、口の中に入れた瞬間にオエーッと外に出しますよね。
緊急防御装置の感度が高い子供によく見られる反応です。
誰しもが経験があるのではないでしょうか。
そして下痢と嘔吐が同時に起こるということは毒性が非常に強く、
あっちからもこっちからも出したくなっている
という反応です。
さらに発熱が加わった場合は緊急事態が発令されているようなものです。
今回はほとんど前回の下痢と被る内容になりますので、詳しくは前回のブログをご覧頂きたいと思います。
老廃物と解毒について⑦強い解毒(お腹を下す) ~当院の健康観~
ただし、下痢と違って、身体へのダメージが大きい部分もあります。
それは嘔吐の場合は、胃酸も一緒に出てくるため、胃から上の組織、例えば、食道などを傷つけることにつながります。
下痢ももちろん腸を傷つける点では一緒ですが、胃は酸性のため組織へのダメージも大きいです。
なので、緊急性が高い解毒の時以外は嘔吐はしない方がいいですね。(例えば、飲み過ぎ食べ過ぎなどです)
次回は湿疹・じんましんについてお伝え致します。