こんにちは、杉並区浜田山のなんば鍼灸院・整骨院、院長の南波です。
数あるブログの中から、本ブログを読んで頂き感謝致します!
当院では産前・産後の患者様が多く来院されています。
特に最近は産前、つまり妊婦さんが多く、産後の生活の注意点をお伝えする機会が多いです。
そこで、せっかくなのでブログでも発信したいと思います。
「産後は目を使ってはいけない」と聞いたことはありませんか?
今はスマホもあればパソコンもあり、日々連絡がくる時代なので、中々目を休める事は難しいとは思います。
今回は、この事に関する「なぜ?」をお伝えしたいと思います。
当院が考える一番の理由は、
血液が不足するからです。
「なぜ目と血液??」と思われるかもしれません。
実は、目は血液がとっても必要な器官なのです。
目は常にうるおっていますが、このうるおいはどこからくるのでしょうか??
もちろん、血液が目に送られてうるおしてくれているのです。
つまり、目を使えば使うほど水分は蒸発して、血液の消耗が激しくなるのです。
身体の中で唯一うるおっていて外界に接しているのは目だけです。
では、なぜ産後だけに言われる事なの?と思われるかもしれません。
それは、
「産後は血液が大量に必要だから」です。
ますは出産の時に血液をたくさん消耗します。
そして、妊娠中に大きくなった子宮を元に戻すためにもたくさんのエネルギーが必要で、それは血液でもって栄養されます。
さらに、産後は母乳育児をする際は、母乳は血液から作られるため、これまた毎日大量の血液が消耗されるわけです。
従って、血液を使う優先順位としては、
お母さんの体を元に戻すこと
とお子さんに母乳を与えることになります。
しかしそこで目をたくさん使いすぎると、血液を送る回す優先順位が目の方になってしまい、
大切なところに血液を送りづらくなってしまいます。
人によっては少し目を使うだけでものすごく目が疲れたり、だるくなったり、痛くなったりすることがあります。
それは、他の優先順位が高いところに血液を送れていて、目に回すのはお休みしているため、
とても大切な、正常な反応と言えます。
産後に友人に連絡を取りたくなりますし、
育児の事で色々と調べたくなりますが、
調べられるものは産前に調べて、
産後は旦那様に調べてもらうといいですよ!
今回は産後に目を使ってはいけない理由を「血液」という観点からお伝えしました。
次回は血液と床上げての関係について記したいと思います。
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