こんにちは、杉並区浜田山のなんば鍼灸院・整骨院、院長の南波です。
数あるブログの中から、本ブログを読んで頂き感謝致します!
続けて産後の健康管理について記しています。
ところで、「産後の不調」とは言ったものの、不調が起こる際に一体いつまでが「産後」になるのでしょうか?
当院の考えでは、
「産後に変化した身体から起こる不調の場合は、いつまで経っても産後」
と考えています。
それが10年経っても、20年経っても。
例えば、
出産時に大量に出血したにもかかわらず、
産後疲れを感じずに2週間で家事を再開し、
甘い物を大量に食べる事でパワーをつけて更に行動し、
お子さんが寝ている夜中に本を読みテレビを見て目を酷使して、
更に夜中に定期的に授乳をして、
という生活をしていると産後の回復は中々進みません。
そうこうしていると産後半年ほど経つと不調を訴えるようになります。
鍼灸院に初めて来られるお母さんの問診を取る際、本当に良く聞く例です。
そこで鍼灸院などで適切な状態まで回復できればよいのですが、
不調が起きても自分の身体は後回しにするお母さんも多いです。
そして、お子さんの手がある程度離れるまで、
痛み止めや栄養ドリンク、甘い物で
身体に鞭を打って生活を送ると更に負担が蓄積します。
お子さんが幼稚園に入ったから、小学生に上がったから、
とようやく鍼灸院に来られるようになった方に多い経過です。
このような状態では回復力が非常に落ちているため、
寝ても体力が回復しづらいです。
その後、子供が成長してある程度生活が落ちついた所で睡眠時間を多くしても、
回復力が落ちている状態なので睡眠時間を確保した所で中々回復しないのです。
「寝ても寝ても寝たりない!」
「ぐっすり寝ても朝から疲れている」
「睡眠時間が多い方が朝痛み、コリが強くなる」
などと訴える方がいますが、
これもまた産後の疲労、ダメージを引きずっている事が多いです。
お子さんが中学校に上がったから、高校生になったから
というタイミングで来院されるお母さんに結構当てはまるケースです。
二人目、三人目と育児が続く事でさらに「産後」が長引く方ももちろんいますが、
本当に頭が下がります。
双子ちゃんのママも本当にすごいです。
産後に休めなかった分は、
どこかのタイミングで回復力を高めた上でゆっくり休む必要があります。
鍼灸施術はその点、とてもお力になれる方法論です。
産後のお母さんからの喜びの声がとても多いです。
そういえば産後から体調が悪くなったかな…
と心当たりのある方は是非ご相談ください。
産後何年、何十年経っていたとしても!
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