こんにちは、杉並区浜田山のなんば鍼灸院・整骨院、院長の南波です。
数あるブログの中から、本ブログを読んで頂き感謝致します!
前回のブログでは幼少期に子供に対しての
言葉がけと痛みの教育について記しました。
感覚も言葉によって条件づけられるので、
幼少期にかける言葉は特に重要と考えています。
余談になりますが、
「肩こり」と言う言葉がない国には
肩こりで悩む人はいないと言われています。
しかし、その国の人に「肩こり」と言うものを教えると
肩こりによる不快を感じるようになるようです。
これも「言葉」と「意味付け」と「感覚」の関連性を示した1つの例になります。
話は脱線しましたが、
今回は南波家で意識して行っている言葉がけについて
「言葉」
と
「痛み」
と言う観点からお伝え致します。
もうすぐ4歳になる娘がおりますが、
まぁよく走り回ります。
家の中でも飛び回ります。
必然的に、よく転び、よくぶつけます。
南波家での
転んだ時の一言
「お、上手に転んだね!」
ぶつけた時の一言
「おぉ、どこぶつけたの??」
一般的に良くある一言は、
「転んだの、痛かったね~。」
「ぶつけたの、痛いね~。ここが痛いね、可愛そうに。」
実はこれ、痛みの教育にものすごく重要な対応です。
転んだ=ネガティブ
ぶつけた=ネガティブ
という条件付けがされますし、
その時の「状況」や「感情」を「痛い」という感覚として覚えてしまう危険性があります。
そこで、
転んだ時は、
「お、上手に転んだね!」=うまくいった所にフォーカス
ぶつけた時は、
「おぉ、どこぶつけたの??」=現状を報告してもらう
その上で、
泣いているなら抱きしめて思いっきり泣いてもらう
泣くのが落ち着いてから、
「なんで泣いてたの?」
と聴くと本音が出てくるものです。
「転んで悔しかったんだよ~」
とか
「ぶつけてびっくりしたんだよ~」
とか
もちろん「痛くて泣いてたんだよ~」も出てきます。
大切な事は、こちら側の認識で「痛かった」と決めつけずに、
本人にその感覚を感じてもらう事です。
・本人は「悔しい」という認識なのに「痛み」だと教育される
・本人は「びっくりした」という認識なのに「痛み」だと教育される
これが後々大人になっても、
悔しい時は痛みが強く起こる、びっくりするとコリが強く感じる
事に繋がります。
原因不明の痛みとして扱われているかもしれませんね。
以上、痛みの教育と南波家の言葉がけの一部でした。