自律神経と痛みに関して ~痛みを引き起こすのは、筋肉や関節だけではない~

こんにちは、杉並区浜田山のなんば鍼灸院・整骨院、院長の南波です。

数あるブログの中から、本ブログを読んで頂き感謝致します!

前回は、自律神経の基本的な事を書きました。

今回は、「自律神経を働かせすぎると痛みを起こす」事について書きたいと思います。

痛みを起こす原因を「筋肉」、「関節」、「神経圧迫」と言われてきた患者様は多いですが、実は自律神経が原因で痛みを出す事があります。

自律神経が数えきれないほど多くの働きをコントロールしている事を前回書きました。

数ある働きの内数個を挙げてみましょう。

・食べ物を消化する

・水分を代謝する

・老廃物を処理する

・アルコールを代謝する

等があります。

「食べ物を消化する」を例にとってみましょう。

食べ物を一口食べます。・・・何も感じません。

食べ物を茶碗半分食べます。・・・何も感じません。

食べ物を腹7分目食べます。・・・お腹が程よい感覚です。

食べ物を腹10分目食べます。・・・お腹が張ってきます。

食べ放題に行き、お腹いっぱい食べ、更にデザートまで食べます。・・・お腹や背中が痛く苦しくなります。

これらの「張る」、「痛い」、「苦しい」という感覚は、「自律神経を働かせすぎていますよ」というサインです。

身体を守るために必要な警告です。

自律神経が痛みを出す一例でした。

痛みを出すという特徴は、どの自律神経を働かせ過ぎても起こり得ます。

そして、どの機能を使い過ぎたらどこに痛みを出すかがある程度分かっています。

(どこに痛みを出すかについては後日詳しく書きたいと思います。)

一時的に自律神経を働かせすぎた場合は、少し休めば不調はすぐになくなります。

しかし、もしも毎日毎日自律神経を働かせすぎていたらどうなるでしょうか?

自分の消化力以上に、毎日お腹いっぱい食べ過ぎていたらどうなるでしょうか?

身体は、常に警告のサインとして、痛みや張りを出し続けなければなりません。

慢性的に痛みや張りがある場所を揉んでも改善しない場合は、自律神経の使い過ぎで起こっている症状かもしれません。

自律神経がどの位働けるかは、人それぞれ体質・体力レベルによって様々です。

体質を知り、どのような日常生活を送るとどの自律神経を働かせるかが分かれば、痛みを起こすような生活をしなくなります。

以上、自律神経と痛みに関して記しました。

自律神経に関して、今後さらに詳しく書きたいと思います。

院長 南波

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