皆様台風がよくやって来る季節に体調は崩されてませんでしょうか?
この時期は非常に体調を崩しやすいです。
その一つの要因として、「湿気」が挙げられます。
また、ただ単に湿気が強いだけではなく、
湿気が強い日もあれば乾燥している日もあるという「湿気の変化」 も挙げられます。
東洋医学では、「湿気」と「消化の負担」が密接に関係すると考えられています。
湿気に対応するのは自律神経の機能であり、
消化の負担も自律神経の機能が関係しています。
これら2つの機能はお互いに協力し合う関係なので、
どちらかに負担がかかればもう一方の機能が落ちる、 という関連があります。
2つの機能を使う合計の仕事量が枠を超えてしまうと不調が現れます。
夏から秋に変わる時期、台風が発生しじめじめする時期に体調を崩される方は、元々消化の機能が弱いということもありますが、
もしかすると夏の間に消化の機能に負担をかけたしわ寄せがきているかもしれません。
特に夏場で言うと
- 冷たい物の飲み過ぎ
- アイスクリームを食べ過ぎてお腹が冷える
- 夏野菜を生で食べ過ぎる
- 南の国のフルーツ(バナナ、マンゴー、パイナップル)を食べ過ぎている
などが負担になりやすいです。
春から夏にかけての季節の変わり目、つまり梅雨の時期に体調を崩しやすい方は、
春に消化機能に負担をかけた
もしくは
運動不足が影響している
事が考えられます。
「春に消化に負担をかける」といっても、実際には冬から春にかけての消化の負担が梅雨に現れてきます。
つまり、大きなイベントとしては
年末の忘年会シーズンから年が明けてのお正月、新年会シーズン
その後も3月、4月は送別会、歓迎会、お花見となにかと消化に負担がかかる季節です。
また春というのは気温が上がってきて、東洋医学で言うと動植物が動き始める時期です。
この時期に筋肉運動を行うことで身体の機能が「動く」という準備態勢になります。
そしてこの時に筋肉運動を行うことで、内蔵の働きも効率よく働けるようになります。
逆にこの時期に筋肉運動をしないことは、春はもちろんのことその後の季節に内臓が働きづらくなることにつながります。
このような要因で消化の負担から季節の変わり目の不調につながっていきます。
環境と言うものはなかなか変えられませんので自分の持って消化力を高めることがキーポイントとなります。
- 自律神経にアプローチ
- 消化の機能を高める
- 湿気に対応する力をつける
これらは鍼灸施術が得意とするところです。
次の季節の変わり目こそは不調なく過ごす!!
と目標を立てられた方はぜひご相談ください。
必ずお力になれますよ。
院長 南波 利宗