こんにちは、杉並区浜田山のなんば鍼灸院整骨院です。
前回の記事では、「炎症=悪ではない」というお話をしました。
炎症とは、
- 痛み
- 熱
- だるさ
- 眠気
といった反応を伴う、身体の“お掃除反応”です。
では、ここで一つの問いです。
もし、その炎症を毎回すぐに止めていたらどうなるでしょうか?
■ 炎症は「処理中」のサイン
炎症は、身体が
「ここに未処理の負担があります」
と教えてくれている状態です。
免疫細胞が集まり、
壊れた組織を修復し、
溜まった老廃物を処理している。
いわば、ごみ清掃工場がフル稼働している状態です。
当然、
- 熱が出る
- 痛みが出る
- だるくなる
といった反応が起きます。
でもそれは、壊れているのではなく、
直している途中です。
■ 途中で消火したらどうなるか
もし、毎回すぐに炎症を止めたらどうなるでしょうか。
痛み止めで抑える。
解熱剤で下げる。
炎症を感じないようにする。
もちろん、必要な場面はあります。
ですが、“毎回止め続ける”とどうなるか。
それは、燃えかけのごみを途中で消火するのと同じです。
完全に燃えきらないまま、未処理のものが残る。
そして、
「痛みを感じない」=「処理が終わった」
ではありません。
単に、感じなくなっているだけかもしれません。
■ 感覚麻痺と慢性化
炎症を止め続けると、次第に身体はこうなります。
- 疲れを感じにくくなる
- 痛みを感じにくくなる
- 無理が効くようになる
一見、元気になったように見えます。
でもそれは、“強くなった”のではなく、
“鈍くなった”だけかもしれません。
感覚が鈍ると、
- 適切な休息のタイミングがわからない
- 負担に気づけない
- 処理されない疲労が蓄積する
その結果、
- 慢性疲労
- 慢性的な肩こり
- 慢性的な腰痛
- 原因不明の不調
へとつながっていきます。
■ 炎症を起こさなくても回復できる身体へ
大切なのは、炎症をむやみに止めないこと。
でも、炎症を放置することでもありません。
目指すのは、
「炎症を起こさなくても回復できる身体」です。
そのためには、
- 感覚を取り戻す
- 適切に疲れを感じる
- 適切に休む
- 溜めない生活へと切り替える
ことが必要です。
炎症は敵ではありません。
身体が本気で回復しようとしている証拠です。
「今、これは止めるべき炎症か」
「今、これは燃やしきるべき炎症か」
その見極めを一緒にしていく。
身体はいつも最善の選択をしています。
それを邪魔しないこと。
それが、当院の考える回復です。



