こんにちは、杉並区浜田山のなんば鍼灸院・整骨院、院長の南波です。
数あるブログの中から、本ブログを読んで頂き感謝致します!
今回も老廃物と消化について総論的にお伝えしたいと思います。
(前回のブログはこちら:https://hamadayama89.jp/blog/rouhaibutsutosyokuji1/)
腹12分目だと多くの老廃物が溜まる、についてイメージが持てるように具体例を挙げたいと思います。
まずは、食べ過ぎると老廃物が溜まる事に加えて、
何と栄養素が取れなくなってしまうのです。
「たくさん食べるのに栄養素は取れないの?」
と疑問に思われるかもしれません。
よーく思い出してみましょう。
小さい頃に、たくさん食べ過ぎた際に吐いてしまった経験はありませんか?
これは、食べ過ぎると栄養素になるどころか、必要な分すら外に出してしまう、という現象です。
ほどほどの食事量ならば栄養素を効率よく吸収できるところが、垂れ流しになってしまう例です。
吐くまではいかなくても、同じような現象が体内では行われますので、適量を超えた分は排泄する方にエネルギーを使うため、栄養素を消化吸収出来なくなってしまいます。
人によっては食べ過ぎる事で吐きますし、人によっては食べ過ぎると下します。
下すのも、栄養素が吸収できていない結果として起こっている現象です。
つまり、良く言う腹8分目(場合によっては7分目、6分目)は栄養素の吸収と言った点からも有効です。
そしてもちろん、老廃物の観点からみると、
・栄養素がないと身体が良い仕事を出来ないため、老廃物処理機能もうまく使えない
・食べ過ぎるほどに当然老廃物が蓄積される
という事が言えます。
身体の使える機能には限界があります。
稼働率いっぱいいっぱいで働かせていたら、何か余計な仕事が入ってきた時に対応出来なくなるのと一緒です。
普段から稼働率8割位にする事で、今行っている仕事(消化・吸収)に全力を尽くす事が出来ます。
その結果として、身体の解毒代謝機能にも余裕を持って力を使える事に繋がります。
食事でも、
「過ぎたるは及ばざるがごとし」
と言えます。
食事と老廃物に関してはまだまだ続きます。