こんにちは、杉並区浜田山のなんば鍼灸院・整骨院、院長の南波です。
数あるブログの中から、本ブログを読んで頂き感謝致します!
消化をする「時間」で言うと、
前回お伝えした「時間帯」というのはもちろん大切な要素ですが、
もう一つ大切な要素があります。
それは、胃の中にどのくらいの
「合計時間」
食べ物が入ってるかです。
食べ物は口から入って胃の中で砕き、溶かされて腸に運ばれます。
胃の中に食べ物が入っている時間は、
約2時間〜4時間
と言われています。
胃はある程度休める必要がもちろんあります。(胃に限らず他の内臓ももちろんそうです。)
消化力がない方は時間がかかるので、例えば4時間で胃が空っぽになるとしましょう。
朝食を8時に食べて、
昼食を12時に食べて、
3時におやつを食べて、
7時に夕食を食べる
と言うリズムを行った場合はどうでしょうか?
朝8時から夜11時までの間胃は休まることなくずっと働きっぱなしと言うことになります。
仕事(デスクワークでも肉体労働でも)で同じように15時間休みなく働かされたらどうでしょうか?
寝食を忘れて仕事に没頭するのが生きがいという事方ももちろんいらっしゃいますが、ほとんどの方は疲労困憊になるかと思います。
実は胃も同じことが起こっているということです。
仕事が常に入っていてある程度落ち着いたかなと思ったところでまたどかっと仕事が来てということが4クール行われる。という状態です。
ただでさえ消化力が弱い場合はさらに、疲労によって消化力が落ちる発揮できないという状態になります。
胃に限らずどのような仕事をする場合にも言えることですが
良い仕事をするためには適度な休養が必要
ということか当てはまります。
消化力がある方でも2時間は胃の中に食べ物があるとして
食後2時間後にさらに1時間以上、
消化力が弱い方は食後4時間後にさらに1時間以上は食べない方が良いです。
ファスティング。(断食する)も消化機能を休めるという点では非常に有効です。
ファスティングに関しては後日詳しく記したいと思います。
一つ注意点があって、消化機能も使いすぎて疲れてくると満腹中枢が麻痺してしまうということが起こります。
食べても食べてもまだ食べ足りない。
たくさん食べた後なのにラーメンを最後に一杯食べたくなる。
お腹いっぱいなのにスイーツは別腹で欲しくなる。
などの衝動は皆様経験があるのではないでしょうか。
お腹がいっぱいで頭では「もう必要ないだろう」と分かっていながら。
このような衝動が起きている時は、間違いなく消化機能が疲れている時です。
「えいや!」と気力で欲求を断ち切ると、意外と「なんだ、別に食べたくないじゃないか」と気づかれると思います。
慢性的に
「いつも何かを食べたい。」
「お腹の中に何か入っていないと落ち着かない」
と思われる方は、実はかなり長い期間消化に負担をかけ続けてきたと思われます。
このような時は、セルフケアだけで我慢、摂生をすることは難しく、鍼灸施術に頼る必要があります。
自分の意志の力だけでは行動が変わらないと言うときは、鍼灸施術の受けどきです。
消化力に限らず他の機能に関してもいえることです。
何かお力になれることかありましたらご相談いただきたく思います。