こんにちは、杉並区浜田山のなんば鍼灸院・整骨院、院長の南波です。
数あるブログの中から、本ブログを読んで頂き感謝致します!
これまで食事と水分によって老廃物が溜まっていく事についてお伝えしました。
今回は、身体が老廃物を処理するメカニズムについてお伝え致します。
以前のブログでもお伝えした通り、外からの要因(食べ物、空気、水、
、ストレス、運動、薬など)によって老廃物が溜まっていきます。
しかし身体には老廃物を処理するための処理機能=(解毒機能)が存在するために老廃物が溜まる一方という状態にはなりません。
解毒機能が溜まるスピードよりも勝る事で、常に身体の中がきれいな状態を保てる様になります。
解毒方法には、
平常時に行われていて症状の出ない「通常時の解毒方法」
と
ある一定以上老廃物が溜まった時に出て、症状も同時に起こる「強い解毒」
があります。
・呼吸
・汗
・平熱
・排便
・排尿
・適度な運動
・月経
などがあります。
・咳
・痰
・鼻水
・涙
・目やに
・出血
・膿
・熱発
・下痢
・嘔吐
・湿疹
・じんましん
・炎症
・痛み
などがあります。
平常時より行われる解毒は、意識をしなければ当たり前と思われるかもしれませんが、
実は身体の中で巧妙に解毒器官が働いてくれています。
・呼吸
知っての通り、身体の中にある二酸化炭素を出します。
片時も休むことなく呼気と共に体内の老廃物(=毒)を出しています。
・汗
汗と共に体内の毒を出します。
汗をかく夏場は解毒に最適な季節です。
逆に夏に汗をかけない事は、老廃物を溜め込む事に繋がります。
・平熱
平熱が高いほど、老廃物を代謝する機能が高いです。
ゴミを燃やすのに火力が強いような状態です。
50年前の日本人の平均体温は36.9℃だったようです。
現在は36.2℃まで下がっています。
それだけ普段から老廃物を代謝出来ている量が少ないと言えます。
・排便
イメージ出来る通り、とても強い解毒です。
便秘の方は解毒出来る量が圧倒的に少なく、他の解毒器官でまかなう必要があります。
後に記載をしますが、便秘の方は肌荒れや吹き出物が出やすいのもこのような理由からです。
・排尿
こちらもまたイメージ出来る通りです。
色が濃い=老廃物がたくさん
と考えられます。
逆に、
色が薄い=老廃物が少ない・・・とは単純にはいきません。
解毒処理能力が低下する事で老廃物を出せずに尿の色が薄い場合もあります。
・適度な運動
適度な運動は、新陳代謝が促し、体温を上げ、汗をかきます。
全てが老廃物代謝に繋がってきます。
ただし、大切なのは「適度な」です。
運動強度が過ぎるとそれこそ老廃物が溜まる要因になります。
・月経
月経は月に一回、悪い血(東洋医学で言う「瘀血 おけつ」)を出します。
老廃物いっぱいの血を出しますので、とても大切な解毒です。
今回は、通常時に行われている解毒方法について書きました。
次回は、老廃物が一定以上溜まった時に現れる強い解毒について記します。