入浴(ヒートショックプロテインについて) 日常生活の養生・リズム・セルフケアについて④

こんにちは、杉並区浜田山のなんば鍼灸院・整骨院、院長の南波です。

数あるブログの中から、本ブログを読んで頂き感謝致します!

皆さんヒートショックプロテインという言葉は聞いたことがあるでしょうか?

免疫力を高めることに興味がある方は耳にしたことがある、もしくは実践されているのではないでしょうか。

ヒートショックプロテインとは

熱ショックタンパク質(ねつショックタンパクしつ、: Heat Shock Protein、HSP、ヒートショックプロテイン)とは、細胞等のストレス条件下にさらされた際に発現が上昇して細胞を保護するタンパク質の一群であり、分子シャペロンとして機能する。ストレスタンパク質(: Stress Protein)とも呼ばれる。

(Wikipediaより)

身体にとって様々なメリットがあるタンパク質の事ですが、詳しい事はここでは割愛し、特に「免疫力と関係がある」という視点でのみ今回はお伝えしたいと思います。

ヒートショックプロテインは、身体を38℃まで高める事で免疫力が高まるため、40~42℃の湯船に15~20分間入るという健康法が提唱されています。

ここで一つ注意していただきたいことは、「普段の状態」においてはヒートショックプロテインを活性化させることで免疫力を上げることができ、有効な手法です。

しかし前回のブログでもお伝えしたように、体調が崩れているときというのは体力が落ちている時です。

そして体力が落ちている時というのは身体の正常な機能が働きづらい状態にあります。

そのような時に健康(調子が崩れていない時)と同じような身体の変化を期待すると痛い目を見ることがあります。

例えば、体調が良い時に栄養のある食べ物を食べたら血となり肉となり、と言う状態になります。

しかし、皆さん経験があると思いますが、風邪の時には食欲がわかず、いくら栄養がある食べ物を食べても逆に身体が疲弊してしまったり吐き気をもよおしたりするものです。

これは、体調を崩してる時はいつも通りの反応が身体には起きないということを表します。

つまり体調が崩れている時に、ヒートショックプロテインを活性化させて免疫力を上げることを期待してもなかなか期待通りの反応は起こるものではありません。

ということは、風邪をひいた時に免疫力を高めるためにヒートショックプロテインを活性化すると言う方法論、は実は逆効果にもなりうるということです。

「何か身体に問題が起きた時に対処する」

と言う方法論ではなく、

「日々体調を良い状態に維持するための健康法むしろ予防法」

というように考えていただいた方が効果的だと思われます。

風邪をひいた時は何よりも休養を大切にしていただきたいと思います。

今回のブログは以上になります。

ヒートショックプロテインに関しても様々な意見がありますし、入浴方法に関しても様々な意見があります。

本ブログも数ある考え方の1方向からの物としてお読み頂きたいと思います。

ちなみに「風邪」と「風邪様の症状」とは違いますので、詳しくは前回のブログを見ていただきたいと思います。

入浴(風邪を引いた時) 日常生活の養生・リズム・セルフケアについて

次回は「お風呂の温度」についてお伝え致します。

 

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