こんにちは、杉並区浜田山のなんば鍼灸院・整骨院、院長の南波です。
「痛み」に定義があるって知っていましたか!?
「なんか痛い」と言った感じで、もやっとした感じをお持ちではありませんか?
実は、国際疼痛学会で定義されています。
定義:「実際の組織損傷もしくは組織損傷が起こりうる状態に付随する、あるいはそれに似た、感覚かつ情動の不快な体験」
文章で読むと難しいですね・・・。
簡単にまとめると、
・組織損傷(つまり、切り傷、筋肉を痛める、内臓を痛める、骨が折れる等々の損傷)があると起こる
・組織損傷がなくても起こる
・感覚的な不快がある:(いわゆる)痛い!、ピリピリする!ジンジンする!しびれる!灼熱感! 等々
・情動的な不快もある:辛い!苦しい!悲しい!イヤだ! 等々
以前は、「痛み」と言えば組織損傷に伴うもののみと定義されていました。
つまり、
・ぶつけたから痛い!
・火傷で痛い!
・骨が折れて痛い!
・骨が変形して痛い!
・ヘルニアが飛び出て痛い!
というように、組織が傷ついたことで痛みが起こると考えられていました。
これだとレントゲンやMRI、血液検査で組織に問題がなければ「異常なし!原因なし!」になってしまいます。
しかし痛みの研究が進み、組織が傷つかなくても痛みが起こることが分かってきました。
そのため「組織損傷が起こりうる状態に付随する」が加えられました。
実際に当院に来院される方の中には、
「整形外科では異常なしと言われました」
と言われる方が多くいます。
検査で異常がないと言われると、
「もっと悪い、原因不明の難病なのではないか・・・」
と不安になられる方がいます。
不安を感じたら何でも相談して頂きたいと思います。