こんにちは、杉並区浜田山のなんば鍼灸院・整骨院、院長の南波です。
数あるブログの中から、本ブログを読んで頂き感謝致します!
夏の過ごし方④~冷たい飲み物は機能を下げます~
の最後に、
内臓の筋肉が動きづらくなる事で、元々持っている様々な症状が悪化する事が多くあります。
長くなりますので、続きは次回にお伝え致します。と記していました。
今回は、冷たい物を飲んだ際の内臓機能低下を数例お伝えしたいと思います。
例えば、逆流性食道炎
最近は逆流性食道炎でお悩みの方が増えています。
食道と胃の間にある筋肉が正常に働くことによって、胃酸が逆流するのを防いでくれています。
冷たい物が直接入ってきて冷えると、その筋肉の機能が低下して逆流を起こしやすくなります。
また、胃は「蠕動運動(ぜんどううんどう)」と言って、下へ送ると言う働きがあります。
冷える事で「下へ送る」機能が低下すると・・・逆に「上」に行ってしまう、つまり逆流してしまいます。
例えば、妊娠中
妊娠週数が進むほど子宮が大きくなり、胃に近づきます。
冷たい飲み物が胃に入ると、しばらくの間冷たいまま胃に停滞します。
子宮が胃に近づいていたらもちろん子宮も冷やされます。
子宮が冷やされるという事は、中の羊水ももちろん冷やされ、赤ちゃんにとっては居心地が良くありません。
また、子宮が冷えると赤ちゃんがお腹の中で動きづらくなります。
大人も赤ちゃんも運動する事で身体の機能が高まります。
そして、動きづらくなるという事は、逆子になった時に返りづらくなる要因にもなります。
例えば、便秘・下痢
上記の子宮と同じで、腸は普段から胃と接しています。
胃に冷たい飲み物が停滞する事で、腸が冷やされる要因にもなります。
腸の機能が低下する事で、お通じの状態に影響を及ぼします。
体質によって便秘もしくは下痢・軟便になります。
また、腸は便通以外にも免疫力や精神面、発熱機能にも関係しますので、冷やさずに良い機能を発揮させられると良いですね。
暑い時は、冷たい飲み物を飲みたくなるものです。
身体に負担がかからない範囲で飲む分には問題ありませんが、飲み過ぎると大きな負担になってしまいます。
ご自分の状態に合わせて飲めると良いですが、肩こり・頭痛・腰痛など何かしら身体に不調がある場合は飲まない方が良いです。
また、季節が変わるにつれてこれから気温も下がってきます。
気候的には冷たい飲み物を飲みたくなるはずはないにもかかわらず、何となく飲みたくなってしまう衝動に駆られることがあるかと思います。
脳が冷たい飲み物を飲む事を覚えてしまっている事によりますので、そんな時は一度温かい物を飲むように習慣づけると良いですよ。