こんにちは、杉並区浜田山のなんば鍼灸院・整骨院、院長の南波です。
数あるブログの中から、本ブログを読んで頂き感謝致します!
前回はお風呂の温度についてお伝えしました。
今回は重なる内容もありますが、入浴の時間帯と冷えについてお伝え致します。
皆さんお風呂もしくはシャワーは何時に入られていますか?
夜寝る前に入られる方もいれば、
朝ささっとシャワーを浴びる方もいるでしょう。
夕食前に入る方もいれば、
普段はシャワーを浴びて休日は夕方にゆっくりとお風呂に入る方もいると思います。
では何時に入れば良いのでしょうか。
健康な方は何時に入っても問題ありません。
しかし、普段から不調を感じている方はもしかしたらお風呂に入る時間帯に問題があるかもしれません。
というのもお風呂に入るメリットは様々ありますが、実はデメリットもあって、大きなデメリットとしては2つあります。
一つは「体力を消耗する」、もう一つは「冷える」ということです。
一つ目の体力を消耗するに関しては、前回のブログで書きましたので是非読んでいただきたいと思います。
入浴(温度について) 日常生活の養生・リズム・セルフケアについて⑤
入浴することにより心臓がいつも以上に動かされる為に疲れる行為となります。
二つ目の冷えるということに関しては、
「お風呂に入ったら温まるのになんで冷えるんだ?」
と思われる方が多いとは思いますが、入り方を間違えると冷えてしまいます。
例えばシャワーに関して言うと、表面のみお湯が当てられたところで、体の芯までは温まらない上に水分が皮膚表面についているので揮発されて体温を奪う行為になりかねません。
体に湿気を帯びた状態で外気に触れる、特に風に当たることにより冷えが助長されてしまいます。
そのことから朝シャワーを浴びて少し湿った状態(特に髪の毛)で出かけると、より冷えが強くなります。
つまり、すぐに出かける場合は朝のシャワーはやめておきましょう。どうしても朝に浴びたい場合は完璧に肌も髪も乾かしてから出かけましょうということです。
また、夜は夜で冷たい空気になりますので(特に秋から冬にかけて)シャワーはもちろんのこと、お風呂の入り方にも注意が必要です。
ここで大切なことは、熱いお風呂だと温まらないということです。
「え?」と思われるかもしれません。
熱いお風呂に入って鳥肌が立つという経験をされたことはありませんか?
鳥肌が立つということは毛穴を閉じるということです。
毛穴が閉じると外から内の熱の交換がシャットアウトされるということです。
そのため、せっかくのお風呂の温度が体の中に入らないということになります。
つまり夜に熱いお風呂に入ると温まらないばかりか朝のシャワーと一緒で表面のみ温められ、その後冷たい空気に触れますので体が冷えることにつながりかねません。
そう考えると、朝でも夜でも入浴される時は、温度に気を付けて、体をよく拭く・乾かす事が重要ですね。
今回は「冷える」事に関してお伝えしました。
次回は、活動のリズムと入浴の時間帯についてお伝え致します。