産後はどのようにして休めば良いか② ~周りにお願い出来ない場合は?~

こんにちは、杉並区浜田山のなんば鍼灸院・整骨院、院長の南波です。

数あるブログの中から、本ブログを読んで頂き感謝致します!

前回は、

産後は休むために周りにお願いすると良い、

ご家族や産後ヘルパーさんなど

という内容をお伝え致しました。

今回は、

「両親は遠い上に仕事をしているし、夫は仕事仕事で頼れないし、ヘルパーさんはハードルが高いし、自分で全部やった方が良い・やらざるを得ない」

などの理由で、

産後1ヶ月せずに動かざるを得ない方はどうすれば良いか?

について記します。

以前のブログでもお伝えしましたように、

産後のお母さんはものすごい量の仕事をこなしています。

目に見えないのでイメージし辛いとは思いますが、

・産後のホルモンをたくさん作る

・体重を元に戻す

・子宮を元に戻す

・母乳のもととなる血液を作る

・母乳を作るために食べ物を消化・吸収する

などです。

これらの仕事に加えてさらにいつも通りの仕事をこなすとなると、

・筋肉を使う → 筋肉を回復するために血液をたくさん使う

・目を使う → 目を回復・潤わせるために血液をたくさん使う

・考える(料理・掃除・一日の予定など) → 脳神経をたくさん使うため、産後の戦闘モードが助長されて疲れを忘れてしまう

などさらに膨大な仕事量になる上に、疲労がよりたまってしまいます。

そこで、産後に動かざるを得ない時の対策としては、

一つ一つの仕事に費やす体力を極力少なくする

ことが大変重要になります。

これだけではどういうことはさっぱりだとは思いますが、

一つ一つの仕事とは、例えば

・消化・吸収

・免疫

・解毒

・産熱

などです。

消化・吸収に費やす体力を少なくするためには、

・良く噛む(1口30噛み以上)

・19時以降は特に良く噛む、量を少なくする

免疫に費やす体力を少なくするためには、

・ウイルス、細菌対策(一般に言われている様々な対策)

・腸の状態を整えておく(消化・吸収の負担を少なくする、排便を我慢しない、サプリメント使用など)

解毒に費やす体力を少なくするためには、

・老廃物の少ない食事方法にする

・入浴出来る時はする(1ヶ月後健診でOKをもらった後に)

産熱に費やす体力を少なくするには、

・まずは何よりも冷やさない

・腰から下を特に保温する

等がさっと挙げられます。

詳しく書くと膨大な量になってしまいますので、

この位の内容にしたいと思います。

今回お伝えする上で大切な事は、

何かをし過ぎた際は、他の何かを下げる必要がある、

という事です。

産後で言うと、

「産後に必要な仕事があるため、他の仕事の負担を下げる必要がある」

という事です。

詳しくは以前書きました「自律神経について」を読んで頂きたいと思います。

自律神経の機能低下について ~機能が下がるのは必要だから?~

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