診療ガイドラインワークショップに参加しました ~院長の日記~

こんにちは、杉並区浜田山のなんば鍼灸院・整骨院、院長の南波です。

数あるブログの中から、本ブログを読んで頂き感謝致します!

このブログであまり私達の事は記していません。

ブログの本当の初期の初期に自己紹介を記した記憶がありますが、ほとんどがご来院頂いている患者様への健康情報を発信する事を目的とした内容となっています。

今後は時々私達の事も記していこうかと思います。

今回はワークショップに参加した事を通して、私南波が行っている研究内容を紹介したいと思います。

本日はEBM-Tokyoが主催する診療ガイドラインワークショップにチューターとして参加してきました。

ところで皆様、診療ガイドラインってご存知でしょうか?

病院に行った時にお医者さんの机の上に置いてあるあの分厚い本です。

  

目の前にいる患者さんに対して、診断や治療法などを選択する際の最も根拠となるとされているものです。

昨今、EBM(いーびーえむ):Evidence based medicine(エビデンス ベースド メディスン) と言って「根拠に基づく医療」が提唱されています。

エビデンス、つまり根拠の質が高い研究がまとまるようにして文献研究を行った集大成が診療ガイドラインとなります。

現時点(本ブログ執筆時)で日本には約439本の診療ガイドラインが出版されています。

ちなみにその内13本には鍼灸治療に関する内容が含まれています。しかし、鍼灸治療専門の診療ガイドラインはまだ作成されていない状況です。

医療の一端を担う代替医療としてエビデンスを構築、つまり鍼灸治療の科学的根拠を打ち出していくことは必ず必要なことだと考えます。

現在、公益社団法人全日本鍼灸学会がこれから診療ガイドラインを作る運びとなっています。

今年度より診療ガイドライン委員会が発足されて、私南波が初代委員長を拝命致しました。

元々大学院に進んだ時の研究テーマが根拠に基づく医療(EBM)でした。

その流れから、4年前から診療ガイドラインについて学び続けています。

鍼灸師で診療ガイドラインについて学んでいる鍼灸師はほとんどいないため、今回白羽の矢が立った次第です。

本日のワークショップに戻って、医師、歯科医師、薬剤師や看護師の方々に混じって分野外の内容で勉強をするのはいつもいつも本当にヘビーですが、鍼灸業界発展のために精進する次第です。

本日のワークショップの後の懇親会では、実際に診療ガイドラインを作成してきた先生に時間いっぱいずっと作成手順や作成される時の苦労話を聞かせて頂きました。

普段の講習会では聞けないような、大変貴重な話を伺うことができました。

それとともに、必ず良い鍼灸診療ガイドラインが作れると確信しました(決意しました)。

公言することによって、やらざるを得ない状況を作り、推進力を高めたいと思っております。(怠け者のため公言しないとやらないので…)

今後進捗状況をブログにてアップさせて頂くと思います。

自分自身の推進力向上のためですので、お付き合いの程を何卒よろしくお願い申し上げます。

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