睡眠(五感の休養について1) 日常生活の養生・リズム・セルフケアについて15

こんにちは、杉並区浜田山のなんば鍼灸院・整骨院、院長の南波です。

数あるブログの中から、本ブログを読んで頂き感謝致します!

前回は、寝室の環境について冷えという観点からお伝えいたしました。

今回は休息をするという観点から

「何もかも休める!!」

ということで「五感を休める」についてお伝えいたします。

五感とは、5つの感覚です。

つまり、

視覚

聴覚

嗅覚

味覚

触覚

のことを指します。

身体を休めるためには、この「五感」をお休みさせる必要があります。

逆に睡眠中に五感が働いている時は、

脳も身体も休めていない状態ですので、

睡眠の質は悪くなります。

まずは視覚についてです。

「寝てる時は目を閉じてるから視覚は休ませられてるだろう!」

と思われる方がいるかもしれません。

しかし、電気が点いている部屋では視覚を休めることができません。

青空の下で寝たとしても、太陽の光でまぶしく感じるものです。

これは、

まぶたを隔てたとはいえ光の情報は目に入り、

そこから脳に光の情報が伝わっている。つまり脳が活性化しているということになります。

太陽程の明るさではないにしても、

寝室に明かりがついているという事は、

脳の休養を阻害するというのがイメージ出来るのではないでしょうか。

また、光の情報は視覚を通して感じるだけではなくて、

皮膚からも情報として入り、脳に指令が伝わります。

例えば、

朝日を皮膚に当てる事で一日の体内リズム(朝から活動し、夜には眠くなるリズム)が整えられることから、

光の刺激は皮膚からも脳に作用する事が分かります。

その点から、アイマスクをつけて電気が点いた部屋で寝たとしてもこれは完全休養とはなりません。

睡眠を取る際は明かりを消した上で寝ましょう照れ

次は、聴覚についてです。

寝ているときにテレビをつけているとかラジオをつけているという方が時々見受けられます。

これも五感を使っているため、

完全休養を妨げる行為となります。

特にテレビは聴覚情報だけではなく、

光による視覚情報も入ってくるため、

余計に休養できません。

「リラックスする音楽を聴くことによって睡眠の質が上がるんじゃないか?」

と思われる方がいるかと思います。

もちろん、寝るまでの間にリラックスする音楽を聴くことは有効です。

しかし、寝ている間もずっと音を聞いているということは、

「休養」という観点から考えるとよくありません。

どれだけ良い音だとしてもです。

あらゆる事柄に言えますが、「過ぎたるは及ばざるが如し」です。

どれだけ運動が体に良いとはいえ、やりすぎると体を壊します。

どれだけ栄養素がある物を食べたとしても、

食べ過ぎるとこれまた体を壊すことに繋がります。

どれだけ良い音楽を聞いたとしても、

聴覚が休めないのならばある一定の時間を超えると負担に変わってしまいます。

寝るときは極力音がない環境を作りましょう。

今回は睡眠をとる上で五感を休養させる必要がある。その中の視覚と聴覚についてお伝えいたしました。

次回は、嗅覚、味覚、触覚(感覚)についてお伝えいたします。

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