こんにちは、杉並区浜田山のなんば鍼灸院・整骨院、院長の南波です。
数あるブログの中から、本ブログを読んで頂き感謝致します!
前回、前々回と睡眠時間と時間帯について大切な事をお伝え致しました。
今回は更に発展させて、季節と睡眠時間についてお伝え致します。
皆さま、季節に応じて睡眠時間は変えてますでしょうか?
多くの方は1年を通じて同じ睡眠時間また、睡眠の時間帯ではないかと思います。
しかし少し考えてみましょう。
夏はなんとなく日中眠くなることはありませんか?
小学校の頃に、給食の後5時間目の授業に眠くなるのは大体夏ではありませんでしたか?
夏休みのプールに行った後は眠くてお昼寝をしていませんでしたか?
また、冬はなんとなく1日を通して眠たくなりませんか?
特に朝は布団から出られずに「あと十分寝たい」という気持ちになっていませんが?
こう考えてみると、季節によって結構睡眠に対する身体の感覚は違っているものです。
前回のブログでもお伝えした通り、
人間でも動物でも植物でも1日のリズムがあるように、
「季節ごと」のリズムも存在しています。
冬の間は冬眠をする動物もいるくらいですから、
睡眠のリズムが季節ごとに大きく異なるということがイメージができます。
このことを踏まえた上で、東洋医学的に考える季節による睡眠のリズムをお伝えいたします。
まずは春についてです。
春は一般的に浮き沈みのない季節ですので、
いわゆる平均的な睡眠をとられると良いです。
今までの話をまとめた上で、
夜22時から朝4時までは完全に寝た上での7時間半、
理想を言えば夜21時から朝4時30分までの7時間30分ということになります。
次は夏についてです。
夏は昼間が暑く、心臓に負担がかかる時間帯になります。
日頃から心臓に負担をかけていると1日の体力の消耗も激しくなります。
日中に心臓に負担がかかると夜の睡眠の質も下がりますので、夏は昼寝を1時間入れるといいです。
夜の睡眠時間(1時間)を差し引き、その分の1時間を昼寝に当てます。
つまり、夏の理想的な睡眠方法としては夜21時30分に寝て朝4時に起きる、
そしてに昼寝を1時間するという具合の7時間半が理想です。
そして秋は春と同じで浮き沈みの少ない季節ですので、
夜9時から朝4時30分までの7時間半が理想的な睡眠時間です。
最後に冬ですが、前述したように冬は冬眠の季節です。
春に一気に花開くためのエネルギーを充電する季節になります。
そのため、睡眠時間も他の季節よりも多くとる必要があります。
理想を言えば他の季節よりも1時間早く寝て1時間遅く起きるのが良いです。
冬に如何に良く休めるかが、他の季節に最大限身体を良くできるかにつながってきます。
今回は季節による睡眠時間についてお伝えいたしました。
もちろん理想的な話していますので、
いきなりこの時間帯に睡眠をとることは難しい方が多いと思われます。
しかし大切なことは、
・睡眠というのは非常に大切であること
また
・季節によってリズムがあるために、その季節その季節での睡眠のとり方は異なる
ということです。
1年を通して同じリズムで寝ていて、
「季節によって不調が出やすい」という方は、
一度季節に合わせて睡眠時間も睡眠の時間帯も変えてみるのも一つの手となります。
今回は季節と睡眠時間についてお伝え致しました。
次回は睡眠の環境についてお伝え致します。