こんにちは、杉並区浜田山のなんば鍼灸院・整骨院、院長の南波です。
数あるブログの中から、本ブログを読んで頂き感謝致します!
今回は寝るときの環境についてお伝えいたします。
一つは「寝室の影響に関して」、
もう一つは「自分でコントロールが出来る環境」に関してお伝えいたします。
まずは寝室の環境についてです。
寝室の環境で最も大切な事は、
如何に冷やさないかです。
「羽毛布団を使っているから冷えていない!」
「厚着をしているから大丈夫!」
と思われる方が多いですが、
実はそれだけでは不十分です!!
冷えを助長させる原因としては、
・床が冷たい
・窓が近い
・部屋が寒い
になります。
①床が冷たいについて
よくある例としては、
フローリング等冷たいところに布団を敷いて寝る
ということです。
寝床が床に近ければ近いほど冷えるのです。
本ブログ内でよく出てくる事ではありますが、
自然界の熱の働きとしては、
温かいものは上に上がり、
冷たいものは下に下がる、
という性質があります。
エアコンの空気を見ても分かる通りだと思います。
いくら室温を高めたといっても、
床から常に冷やされていては質の良い睡眠はもちろん取れません。
このような場合は、
・如何に床からの距離を空けるか、
・床からの冷気を如何に遮断するか、
という方法論が必要となります。
フローリングよりは畳の方が冷えは少ないですし、
ベッドの方がより床からの冷えを避ける事が出来ます。
フローリングで布団の場合は、
布団の下に可能な限り他の素材を使って冷え対策をしましょう。
②窓が近い、についてです。
①と同じで、如何に冷気を遠ざけるかが必要となってきます。
窓は外からの冷気が最も影響する要因となります。
布団と窓からの位置を離した方がいいですし、
場合によっては断熱・防風・防寒のカーテンを用いたり、
仕切りを使うことで冷気を遮断する方法が必要です。
③部屋が寒い、についてです。
①および②ともに冷え対策についてお伝えしましたが、
③としては、最も基本的な、根本的な環境要因となります。
よく寝巻きや布団によって温められてると思っている方が多いですが、
呼吸をするたびに空気が体の中に入りますので、
外気が寒いほど、寝ている間に呼吸を通して身体の芯から冷える事になります。
これは衣類では対策出来ません。
ちなみに、
外気は鼻を通る事によって温められて体の中に入っていきます。
つまり、
口呼吸を行うと外気が温められることなく体内に入っていきますので、
より冷えを強くします。
室内を暖めるためにエアコンを使うことがあるとは思いますが、
エアコンの空気は呼吸器に負担をかけます。
寝室の温度対策として、
まずは北側のお部屋に寝室を設けるのを避けると良いです。
寝室は少しでも温度が高い状態にすると良いです。
空気の性質を変えないようにオイルヒーターを用いる、
保湿するために加湿器を用いたり洗濯物を干す、
などの方法が呼吸器に負担をかけずに有効です。