こんにちは、杉並区浜田山のなんば鍼灸院・整骨院、院長の南波です。
数あるブログの中から、本ブログを読んで頂き感謝致します!
今回より具体的な養生法、セルフケア、日常生活の基本的なリズムについてお伝えいたします。
今回の日常生活をお伝えしていくにあたり、初めの総論で大切なことを記ました。
今後の内容の対象者としては、
「普段大して負担をかけていないと思っているけれども何となく不調がある」
あるいは
「日常生活が忙しくなかなか満足に睡眠時間が取れずに不調になっているけれど、何とかして不調を改善するために出来ることをやりたい」
という方です。
まず今回は始めとして、
「入浴」
についてお伝えいたします。
皆さん普段入浴をされていますか?
それともシャワーで済ませていますか??
冬は入浴をするけれども、夏場はシャワーで済ますという方もいれば、
一年中シャワーの方もいますし、
毎日半身浴を長めに行われる方もいます。
風邪をひいた時に入浴をした方が良いという情報もあれば、
風邪をひいた時は入浴を控えた方がいいという情報もあります。
温かいお風呂と冷たい水とを交互に入る交換浴が良いという情報もありますし、
ぬるめのお湯がいいという情報もあれば、
熱めのお風呂がいいという情報もあります。
ヒートショックプロテインと言って体を38℃まで高めるのが必要だということで40~42℃の湯船に一定時間入る方もいると思われます。
一体どの情報が正しいのか混乱してしまうかと思います。
入浴だけでもざっと挙げて軽くこのような情報があるので、それぞれの判断基準をお伝えできるように記したいと思います。
まず手始めに、
「お風呂に入るということは体力を消耗する行為だ」
ということをお伝えします。
「疲れが溜まった時はお風呂に入るとすっきりする、従ってお風呂は疲労を取る行為だ!」と思われる方が多いと思います。
しかし、実際にはお風呂に入ることは結構体力を消耗する行為です。
例えば入浴することで心臓が温まることによって働きが良くなり、全身に血流が行き渡ります。
ということは、心臓がいつも以上に無理やり働かされるということでもあり、これは体力を奪う行為でもあります。
運動も心臓をたくさん働かせることによって、体力を消耗する行為であるということを思い浮かべるとイメージしやすいかと思います。
つまり、
「心臓を働かせて疲れる以上に血流が良くなることによって疲労代謝物質を洗い流せるメリットの方が多い」
という場合は、入浴することでメリットのほうが高いと考えられます。
1日働いて、体力に余裕があり回復機能を活性化させるという点では入浴は有効です。
しかし体力が落ちている場合は逆効果になります。
体力が落ちているときというのは例えば、
仕事を1日全力で行って体力を消耗しきった時であったり、
風邪が長引いて体力が低下しているような時、
また病気をした時や手術をされた時、
入院をしてあまり動かずに体力が低下したような時
などが挙げられます。
今回は入浴と体力レベルという点に関してお伝えいたしました。
自分の今の疲れ具合に寄ってお風呂に入ったほうがいいのか、入らないほうがいいのか変わってきます。
お風呂は、
・体力に余裕があるとき
・疲れていないとき
・疲れが溜まりきっていないとき
に入るという基準を持って頂けると良いです。
次回は風邪を引いた時と入浴についてお伝えします。