こんにちは、杉並区浜田山のなんば鍼灸院・整骨院、院長の南波です。
数あるブログの中から、本ブログを読んで頂き感謝致します!
前回は水分の温度というテーマでお伝えしました。
https://hamadayama89.jp/blog/rouhaibutsutosuibun5/
今回は、「水分と消化力」という事で、食事中の水分はどのようにすれば良いか、水分が消化に及ぼす影響と老廃物に関してお伝え致します。
皆さん食事中に飲み物は飲んでいますでしょうか?
食事中に水分を取ることは、
2つの点でお勧めできない理由があります。
一つ目は、胃が冷やされることで働きづらくなる。
もう一つは胃の中に水分が多くなることで食べ物を砕きづらくなってしまう。
以上の2点についてお伝え致します。
まずは、胃が冷やされるということですが、前回および以前のブログでもお伝えした通り、胃は筋肉なので冷やされることによって働きは低下します。
そこで、例えば食前もしくは食事中に冷たいものを飲むと胃が働きづらくなって、消化力が低下します。
食後2時間から4時間は胃の中に食べ物が留まることを考えると、食後でも時間が経ってない時に冷たいものを飲むことは消化への影響があります。
温かい飲み物でしたら影響はありません。
筋肉は温まる事で動きやすくなりますので、温かい飲み物はむしろ有効に働きます。
次に、
胃に水分が充満している時に消化力が落ちる
という点に関してです。
例えば、食べ物が、
・何もないところにミキサーで砕かれる
のに比較して、
・水がチャプチャプしてその中に食べ物が入っていてそれを砕こうとする
のでは、後者の方が圧倒的に砕きづらく、同じ状態まで砕くにしても余計なエネルギーが消費されてしまいます。
台所で料理をする時に、例えば鶏肉のミンチを想像してみましょう。
ボールの中に鶏肉だけがあるときは、ミンチにしやすいと思います。
しかし、ボールの中に水が充満していてその中で鶏肉をミンチにしようとしたら、とても効率が悪く、力もたくさん使いエネルギーと時間を消費するのではないでしょうか。
このように、水分と消化力も実は密接に関わっています。
何度も出てくるように、
消化に負担がかかればかかるほど老廃物の要因になり、健康を害する要因になります。
食事中に、水分について少し考えて頂ければ幸いです。
水分と食事に関しては、日々の選択によって結構健康への波及効果は高いです。
次回は、水分と老廃物について総括をしたいと思います。